扉温泉 明神館
一休.comでの




(とびら)という謎のような地名が面白い。
真理の扉、美の扉というような言葉を連想する。
人生の幸福が、扉峠のかなたに深く秘められているかと思うような、
人跡に荒らされない山々のふところ、薄川の渓谷に扉温泉はある。
松本市の東南四里、1,050m位の高さである。

は目の覚めるような深緑の中に、赤いつつじが素朴な人間のまごころを思わせている。

になると、美ヶ原や鉢伏登山、避暑静養の客で静かな渓谷がしばしにぎわう。
しかし、涼風のここちよき室々には、読書人の来り遊ぶのも少なくはない。

は満山の紅葉火のように燃えて、ボナールの絵のようにけんらんとはえている。
私はまた冬の扉を愛する。読書にあきた炬燵の中で、なにげなく渓流の音に耳をかたむける。
遠くの方で多ぜいの人が、何かささやいているような、また歌っているような錯覚をおこすことがある。
私は酒をたしなまないが。

の扉温泉の炬燵の中で、気の合った友達がのみかわす酒の味は、かくべつであろう。
扉は、額に汗して働く人々や、その家族のなごやかないこい、たのしいまどいの場所である。
 温泉を絃歌のちまたとしか考えない人々には無縁の場所であろう。
おつかれさまです。

こんなに山の中の宿をみつけてくださったことを、うれしく思います。

長野県松本市入山辺8967番地。
標高1050メートル

創業は1931年(昭和6年)6月1日。
1964年に周囲一帯が、八ヶ岳中信高原国定公園に指定されました。

ここより上流に民家は一軒もありません。
飲用水も穴口沢、ワサビ沢から汲み上げています。

料理の残りは生ゴミ処理機にかけ、肥料にします。
その肥料は明神館の畑で使っています。
料理に使う食材を、その肥料によってまた育てます。

自然にさからっても、うまくいかないものです。
この地で70年以上、宿を営んできて感じています。

虫が飛んでくることもあります。
山の中ですから、ゆるしてください。
苦手な方はフロントに連絡いただければ、すぐまいります。

創業以来、日本の最近70年の歴史を山の上で感じてきました。
高度成長期は、旅館は企業の慰安旅行に利用されることが多かったようです。
最近では、気の合う方といっしょに来てくださる方が増えました。
女性の方も増えました。

20年以上、毎年来てくださるお客様もいます。


お部屋

癒し風呂タイプ
(一例)

薄川から吹く風は最高です。
和風部屋に、癒し風呂が
ついているのが特徴。

お鷹タイプ(一例)
周りの自然と一体になれるように考え、日本らしい空間にナチュラル性、快適性、合理性が組み込まれております。


山科タイプ(一例)

12.5畳の和室の御部屋です。
窓を少し開けてみると、野鳥の声が聞こえてきます。
お部屋からのバードウォッチングも、おすすめです。

新館青龍庵タイプ(一例)
新たに完成したベッドルームタイプ。渓谷の風景が安らぎを感じさせます。和の心を感じさせる洋間と、癒し風呂が特徴。
「青龍庵」にご予約・ご宿泊いただいたお客様は、メンバー様専用クラブラウンジがご利用いただけます。

お食事
四季折々のおもてなし
食材のこだわり
自家製無農薬野菜や地元の食材を使った四季折々のお食事。
夕食は懐石、モダン和食、フレンチを予約時にお選びください。
地元で採れる山菜や川魚など、この土地ならではの味も取り揃えております。
四季折々の旬の素材をご賞味してください。

温泉
日頃の疲れを天然の天然の温泉で癒してください
川の手前を下れば露天風呂、見上げれば緑滴る山景色。
あるいは秋の燃える紅葉が目の前を楽しませてくれる。
泉質: アルカリ性単純泉、泉温42度、無色透明
効能: 胃腸の湯、神経症、リュウマチ、病後回復、外傷後遺症、慢性便秘、婦人病